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世界の秘境から日常のことまで写真とともに掲載
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Posted by - 2024.07.02,Tue
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Posted by Kaycom - 2012.11.23,Fri
↓ティクセ・ゴンパのチャンバ像(ラダック)
異国情緒あふれる写真と旅行記|KaycomDESIGNより
 


旅行期間:2012年9月15日~9月23日

4日目


ドゥカンの外側にある六道輪廻図を眺め、最後にチャムカンへ。
このお堂には、ラダックで最大の弥勒菩薩(チャンバ)像があります。




1,2階が吹き抜けになっていて、2階部分はお顔が拝めます。
頭には五如来の冠をかぶっていてとても煌びやか。
内部もそんなに暗くないので、フラッシュなしでも綺麗に写真が撮れました。




ただ、ここに限らず仏像の写真を撮るときは、仏像と自分が同じフレームに入って撮るのは禁止。
仏様と一緒に写るなんていうのは恐れ多いということです。
実際、スリランカで旅行中のフランス人が仏像と記念撮影したら、
宗教を侮辱したといって逮捕されたこともあるそうです。
(そのときは、仏像にキスをしながら撮ったらしいですが・・)

仏像のみならず壁画も素晴らしいので見入っていたら、そろそろ閉館(?)だということで退出。
見ると、カギを持った若いお坊さんが扉のところで控えめに待っていました。
お礼を言ってゴンパを後にし、少し下った駐車場の丘まで下ります。




するとそこから、ラダックの山間に夕陽が差し込む絶景が見えました。
数々の仏像や仏画を見た後のこの景色。
なんだか神々しささえ感じました。










帰る途中で、シェイ王宮のふもとの岩に彫られている金剛界五仏(ギャワ・リンガ)の磨崖仏を見学。
左から宝生如来、阿しゅく如来、大日如来、阿弥陀如来、不空成就如来で
この辺りでは一番見事だとか。
後ろを振り向くと、夕暮れの空の下にシェイ王宮が見えました。






今日の観光はこれにて終了。
一路ホテルへ戻り、今夜も上甲さんたちと食事をしに出かけます。


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Posted by Kaycom - 2012.11.22,Thu
↓ティクセ・ゴンパのベクツェのタンカ(ラダック)
異国情緒あふれる写真と旅行記|KaycomDESIGNより
 


旅行期間:2012年9月15日~9月23日

4日目


ドゥカンへ入ります。
=====ガイド=====
毎朝7時とか8時くらいからみんな集まって、ツァンパやバター茶などを飲む。
正面の玉座はダライラマ法王、その右がケンポ・リンポチェ、左がゲストのリンポチェ用。
マイクのある場所にお経を読む僧侶が座る。






壁画について。
入口の脇には、悪いものが入ってきたらすぐに封じ込められるように守護尊たちが描かれている。
パンデンラモ、ヤマンタカ、毘沙門天、バジュラバイラバ、グヒヤサマージャ、
観音菩薩、三十五仏、パンチェン・ラマなど。

並んでいる3つは、究極の教えのタントリックフォームのグヒヤサマージャ。
秘密集会阿しゅく金剛(阿しゅくが金剛を持っている。金剛界の五仏。
ヨガタントラのときは大日さんがご本尊になるが、
無上ヨガタントラの時代になると、阿しゅくがご本尊になる。
ヤプユム(男女の歓喜仏)のメインはドルジを持っている阿しゅくになっている。

例えば剣を持っているのは金剛界五仏の中で不空成就で、ノルブ(宝石)は宝生だったり、
金剛界五仏の全部のシンボルを取り入れて究極の教えになっている。
チャクラサンヴァラ(勝楽)、バジュラバイラヴァ(文殊菩薩の忿怒尊になったヤプユムの形)
これを本当にやろうと思ったら描かれている絵のすべての意味を勉強しなければならない。

阿弥陀、八大菩薩、お釈迦様、21ターラー、観音、カーラチャクラ、チャクラサンヴァラ、
ヘーバジュラ、マハカラなどもある。

シェラブ・サンポ像。
彼は、ツォンカパの弟子の中で唯一ラダック出身。
13世紀にチベットにいき、14世紀に戻り、ここにお寺を作って、ヌブラやザンスカールにも行った。


















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続いてドゥカンの奥にある小さなお堂ツァンカンへ。
=====ガイド=====
ここがティクセで一番古い場所。
14世紀に作られた時にはここしかなく、4、5人くらいしか僧侶がいなかった。
仏像もみんな当時のもの。
お釈迦様、弥勒菩薩、文殊菩薩、パドマサンヴァバ、ツォンカパ(ジェイツィンジンマ)。






仏法を守るベクツェのタンカには、パンチェン・ラマの金の手形がある。
ベクツェの宮殿はみんな人間の骨で作られている。




この辺りの僧侶は1959年より前は、より高度な勉強をするためにチベットに行っていた。
勉強のあとラダックへ戻ってくるときに、
ラサからタンカとか仏像などを自分のお寺に持って帰ってきた。
そのうちの一つのもの。

チベットから持って帰るものを決めると、その人がパンチェン・ラマに会い、
そのものに対して祈祷してもらえるようにお願いすることができた。
するとパンチェン・ラマは、サフランを手につけてお祈りをし手形をつける。
そのあとに金をつけ、阿弥陀と観音菩薩を描いた。
このタンカはとても貴重なもので、パルダンさんも初めて見たそう。
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Posted by Kaycom - 2012.11.20,Tue
↓ティクセ・ゴンパ(ラダック)
異国情緒あふれる写真と旅行記|KaycomDESIGNより
 


旅行期間:2012年9月15日~9月23日

4日目


来た道を戻ってティクセ・ゴンパへ。
チェムレ・ゴンパと同じように、岩山にへばりつくようにして建っています。
しかしこちらは周りに高い山がないので、より青空に映えて美しい。

駐車場まで車で少し上り、そこからまた歩きで登っていきます。
色鮮やかな曼荼羅が描かれている門をくぐって少し行くと、視界が開ける場所がありました。
このあたりはちょっと曇っているのですが、遠くの方には日差しが差し込んでいるのが見えます。

駆け寄ってきた子供たちと挨拶を交わし、さらに進むと、広くて綺麗なキッチンがありました。
今まで見てきたゴンパの台所とは比べ物にならないくらいの大きさと充実さです。

そこを抜けるとやっとお堂の建物が姿を現し、前庭へたどり着きました。
















=====ガイド=====
ちゃんと運営されている僧院の中では、ラダックで最古のゴンパ。
14世紀にゲルク派の開祖ツォンカパの弟子のシェラブ・サンポのさらに弟子の
パルダン・シェラブが最初に作った。
ヘッドラマはケンポ・リンポチェ。

ここの僧院の経営はラダックで一番うまくいっている。
ここには80人くらいの僧侶がいて、そのうち45人くらいの小坊主さんが学校に行っているが、
それらの費用は、寄付とかなしにすべて自分たちで賄えている。
土地の貸し出しや、ゲストハウス、お土産屋、レストランなどを経営している。
併設されている僧侶たちの食堂もとても綺麗で、
老人の僧侶には食事を部屋まで持って行っている。

そのため、ここにいるお坊さんたちは、
食事から衣服から何の心配もなく暮らすことができ、
修行のための遠征などの費用もすべて僧院が出してくれる。
その代り、少しでもルールを破るとすぐに追い出されてしまう。
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Posted by Kaycom - 2012.11.18,Sun
↓絵師のツェリン・ワン・ドゥさん(ラダック)
異国情緒あふれる写真と旅行記|KaycomDESIGNより
 


旅行期間:2012年9月15日~9月23日

4日目


次に、今まさに絵を製作中というラカンに入れてもらいました。
そこで弟子を率いて描いていたのが、チベット仏画の絵師として有名な
ツェリン・ワン・ドゥさんという方。
この方は、タクトクやチェムレの壁画も手掛けた第一人者だそうです。






実際に壁に描いている現場は初めて見たのですが、下書きの段階からすばらしい。
そして色が入るともう今にも動き出しそうな感じです。
年季が入っているのも迫力があって好きですが、
きちんと描かれた新しいのもまぶしいくらいの鮮やかさで素敵。












いや~こうやってあの素晴らしい壁画が描かれていくんですね。
いいものを見させていただきました。

続いて新しくできたらしい博物館を見学。
山名さんが以前来たときはまだなかったそうです。
中の写真撮影は禁止。
仏像やタンカなどが並び、マニアには見ごたえがありそうです。

入口のところにはお土産屋さんがあり、
店番のお坊さんはパソコンでインターネットをしていました。
このギャップがたまらない。




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Posted by Kaycom - 2012.11.15,Thu
↓グルリンポチェ(ラダック)
異国情緒あふれる写真と旅行記|KaycomDESIGNより
 


旅行期間:2012年9月15日~9月23日

4日目


次はパドマサンヴァバ・ラカン(グル・ラカン)へ。

=====ガイド=====
ここも修復中。

恐らくラダックで一番大きなグルリンポチェの像。
いろいろな変化の中でこれは中間の半笑いの顔をしている。






右手にはドルジ(力の象徴)、左手には頭蓋骨の器(永遠のものはないという象徴)。
骨の上にはポットがあってアムリタ(甘露水)という不老不死の水が入っている。
不老不死になりたい人はたくさんいるが、
もしそうなりたければきちんと教えを受け止めて、
アムリタを飲むに値するようになったら飲むことができるとされている。

左側に抱えている槍のようなものは、秘密の奥さんを表している。
そして上の3つの顔は上から過去・現在・未来を、
一番上の矢尻のようなものは仏陀の3つのボディーを表している。




仏陀の3つのボディーとは、
ダルマカヤ、サンボクカヤ、ニルマンカヤのこと。
ダルマカヤというのは、仏陀の精神的な部分の全体のイメージ、
サンボクカヤは、悟りを開いて涅槃のところにいる仏陀のスタイル
(私たちがいるこの世界で見ているような姿はしていない)、
ニルマンカヤは、私たちがこの世界で像とかタンカで見ているスタイル。

仏陀は仏陀ランドにいるが、あえて私たちがよく見る姿で現れ、
教えを説き自分たちを救ってくれようとしている。

例えば蓮の花とともに表される観音菩薩の姿は、
人間の世界に救いに来てくれたとき姿で、
観音の浄土のポタラにいるときのスタイルとはまた違い、ポタラの方が本当の姿。
ポタラとはチベット本土にあるポタラ宮のポタラだが、
観音菩薩の生まれ変わりとされるダライラマ法王の住居だからポタラと名付けられた。

持っているものすべてがそういうのをシンボリック化したもの。

壁画には、グルチェンゲの4体分、パドマサンヴァバ、パドマゲルポ、ドルジェドロ、
35仏の半分、タクトァン・レーパ、マルパ、マルパの弟子のミラレパ、タポラジェなどがある。



なぜミラレパは緑色をしているのか。
もともと彼は悪人だったが師匠にあって改心してものすごい修行をした。
その修行した場所が洞窟で、コケばっかり食べていたためその色になった。
またミラレパは吟遊詩人でもあり、自分のティーチングを歌にのせて広めたが、
その教えをちゃんと聞いて口ずさんでいるか、耳に手をあてて聞いている。
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