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世界の秘境から日常のことまで写真とともに掲載
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Posted by - 2024.07.02,Tue
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Posted by Kaycom - 2012.11.02,Fri
↓タクトク・ゴンパ(ラダック)
異国情緒あふれる写真と旅行記|KaycomDESIGNより
 


旅行期間:2012年9月15日~9月23日

4日目


一旦外に出てウゲェン・ポタンへ。
途中には、キッチンやバターランプ小屋があります。





=====ガイド=====
お坊さんの位によって座る位置が決まっている。




ご本尊はパドマサンヴァバ(忿怒の形に変化)。
左にいるのが観音菩薩。




トルマ(バターで作られた法要で使うもの)は法要のあと壊してしまうので、
このように残っているのは珍しい。
形は決まっていて、例えば、穏やかな顔のを作るときは白色を、
忿怒のときは赤色を多く使って作る。




壁画には、スタクナにもあったグルリンポチェの25人の弟子や
タクトクだけの守護神ドルジェ・ラプテンマ、お釈迦様とその息子のマザタムスム、
弥勒菩薩、ツォンカパ、ロンチェン・ラプジャムパーなど、宗派に関係なく描かれている。
布で隠されているのは力の強いマモ。
描かれている壁画にはすべて大乗仏教の意味がある。
デコレーションはひとつもないが、色彩豊かな絵が多い。








日本のすきやき(パルダンさんの冗談で色々なものが入っているから)のような絵は、
ハイタントリックの教えで、人間の欲望となるものを表していてる。
こういうのを全部なくさないとお釈迦様の教えを実践することはできない。
目、耳、鼻、舌、体の五つ。
これを全部差し出して教えを実践していきますという意味。

骸骨はチチパティ(墓場守)で、仏教では永遠のものを表している。
見た目とか物とかいうのは永遠に続くものではなく、人間の最後に残るものは骨。
なのでそういうものを欲しがってはいけないという意味。
またお墓の守り神なので、亡くなってお墓に入るときに描かれる。




教えの実践のひとつとして、
一日に三回は、自分の命は永遠のものではないということを考える。
そして、いつ死ぬかわからないので常によい行いをするよう実践する。
===============

さらに新しいドゥカン・サルパへ。
ここには35仏のタンカとパドマサンヴァバの像があります。






お堂の外に出ると、遠くまで見渡すことができました。
残念ながら再び雲が垂れ込めてきて結構寒い。




タクトク・ゴンパを後にし、何度か写真ストップをしてチェムレに向かいました。






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Posted by Kaycom - 2012.11.01,Thu
↓タクトク・ゴンパ(ラダック)
異国情緒あふれる写真と旅行記|KaycomDESIGNより
 


旅行期間:2012年9月15日~9月23日

4日目


7時半起床。
外を見るとなんと雨。
けっこな降り方をしていましたが、
そんなに長くは降り続かないという山名さんの言葉を信じて出発。
その言葉の通り、しばらくすると薄日も差してきました。

今日は上ラダックの観光です。
インダス川を右に眺めながら、まずは標高3900mのところにあるタクトク・ゴンパへ。
途中、帰りによるティクセやチェムレなどを通り、どんどん標高を上げていきます。




細い山道を進んでいくと、こんな高い場所とは思えないほど広い湿地帯が現れました。
その周りに民家が点在し、なんとものどかな風景が広がっています。
今まで見たことのない風景だったので帰りに写真ストップをしてもらいました。

さらに進んで富士山の標高を越えるとタクトク・ゴンパに到着。
標高を聞くとなんだか急に息苦しい感じがするから不思議。
ゴンパの中庭まで続く階段をゆっくり上っていきます。






=====ガイド=====
タクは岩、トクは天井を意味し、標高約3900mにある。
18世紀に、インドに併合される前の最後から2番目に作られたニンマ派のゴンパ。
最後はリゾン。

ニンマ派は一番古い宗派で、グルリンポチェ(パドマサンヴァバ)が開祖。
ここにはグルリンポチェが瞑想した洞窟がある。
チベット歴の9月には、タクトク・チェチュというお祭りが開かれる。

チベットからカトー・リグジン・ツェワン・ノルブーという高僧がきて、
まず、小さいお堂を洞窟の前に作った。
===============

グルリンポチェが瞑想した洞窟があるダクプクへ入ります。
洞窟の前の小さなお堂には、壁一面に仏画が描かれていました。






=====ガイド=====
洞窟の中はちょっと寒いけど、冬は暖かい。
雨が降ると岩から雨水がしみだしてくる。

ご本尊はパドマサンヴァバ。
グルツェンゲ(パドマサンヴァバの八変化)がある。
シンゲ・ドンマ(女性の行者)のパドマ・ティンレは、もともと王族の関係者で、
出家してカトー・リグジン・ツェワン・ノルブーの弟子になりこのゴンパを作った。






パドマサンヴァバが瞑想した洞窟はずっとしまっていて入ることはできない。
グルツェンゲの壁画があるが、すすで汚れている。
===============

全体的にすすで黒くなっているせいか中はかなり暗く、
天井は岩がむき出しになっていてお金がペタペタ貼ってあります。
正面奥にグルリンポチェが瞑想した洞窟があり、その入口のドアは閉まっているのですが、
ドアと岩に隙間からちょっと中を覗くことができました。




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Posted by Kaycom - 2012.10.29,Mon
↓旧市街から見る旧王宮(ラダック)
異国情緒あふれる写真と旅行記|KaycomDESIGNより
 


旅行期間:2012年9月15日~9月23日

3日目


今日の夕食は、上甲さんたちとおすすめのレストランへ行くことになりました。
待ち合わせの時間までまだ少しあるので、
山名さんお勧めのレー・パレスのビューポイントへ行ってみることに。

チャンスパからメインバザールを通り、旧市街を入っていきます。
夕暮れの薄闇の中に、古びた家が連なり家路に向かう人たちが行きかっていました。
ほどなく行くと、おすすめのポイントの大きなマニ車のお堂に到着。
少し高台になったこの場所から、
目の前に広がるレーの町並みとその向こうに聳える旧王宮が見えました。
そこからちょっとわき道を行くとさらによく見え、
王宮の全体像の写真を撮るにはうってつけの場所です。










写真を撮った後、行きとは別の道を通って、上甲さんがいるHiddenHimalayaへ。
途中には、色々なお店があってたいていのものは揃いそうです。
私も探していた乾電池を買うことができました。






上甲さんのお店でパルダンさんとも合流してレストランへ。
今回連れて行ってもらったのは「チョップスティックス」という中華料理屋さん。
とてもおしゃれなお店で、外国人観光客が多かったです。

そこで、上甲さんおすすめの料理を適当に注文してもらいました。
野菜炒め、チャーハン、春巻き、サラダ、トゥクパなどどれも美味しくて、
特にモモはジューシーで一押しです。
最後に山名さんが頼んだカプチーノは、標高が高いせい(?)か泡がてんこ盛りでした。












お腹もいっぱいになったので、食後の運動がてら、
真っ暗な町をライト片手にホテルへ歩いて帰ります。
さすがに日が暮れると肌寒く、フリースを一枚はおってちょうどいいくらい。

空を見上げると満点の星が輝いていました。
そして、遠くの丘の上にはナムギャル・ツェモ・ゴンパがライトアップされ
まるで夜空に浮かんでいるようです。

明日は晴れてくれとお願いし、大きなベッドでぐっすり眠りました。


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Posted by Kaycom - 2012.10.28,Sun
↓ストク・カル(ラダック)
異国情緒あふれる写真と旅行記|KaycomDESIGNより
 


旅行期間:2012年9月15日~9月23日

3日目


マトゥ・ゴンパから30分ほど走ってストク・カルへ。
博物館ですが、残念ながら内部は写真撮影禁止です。

駐車場の脇にあるチョルテン群を眺めながら敷地の中へ入ると、
なんとカフェがありました。
今はシーズンオフなので閉まっていますが、こんなにも観光地化されているとは。






=====ガイド=====
もともとここは、ラダックの王様の別荘だったが、今は改造して博物館になっている。
なので、展示されているものはロイヤルファミリーのもの。

グルリンポチェの八変化のタンカ、宝石、王冠、ほら貝、楽器、仏像入れやタンカ入れ、銀や翡翠の食器、装飾品、衣服、コインなどなど、高級品が展示されている。
中には、バルティスタンやトルキスタン、ガンダーラの方のデザインもある。
金よりも高いトルコ石の装飾品は見もの。
===============

貴重で高価なものをため息をつきながら見学したあと、反対側の出入り口から下ります。
麓のチョルテンの下をくぐるのですが、そこに曼荼羅が描かれていました。
まわりはリンゴの木などもありとても静かでのどかです。








時刻は15時半。
お昼抜きでここまで観光しっぱなしだったのでお腹はペコペコ。
さっそく腹ごしらえにチョグラムサルまで向かいました。
チョグラムサルはチベット難民の町で、ラダックに暮らす難民の多くがここにいるそうです。
町には「フリーチベット」などの標語が書かれたポスターや国旗が飾られていました。






パルダンさんお気に入りのレストランが閉まっていたので、その近くのお店に入りました。
名物のトゥクパとモモを注文。






トゥクパはカレー風味のうどんで、柔らかいラム肉がとっても美味しい。
こちらでは、モモをこの中に入れて食べていました。

食後、パルダンさんに付いて、向かい側の本屋さんを覗いてみると、
そこには日本でもおなじみのキャラクターが描かれた絵本が!
ディズニーとドラゴンボールはワールドワイドで活躍中でした。




今日の観光は終わりなので、一旦ホテルへ帰ります。


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Posted by Kaycom - 2012.10.26,Fri
↓マトゥ・ゴンパのドゥカン・ニンパ(ラダック)
異国情緒あふれる写真と旅行記|KaycomDESIGNより
 


旅行期間:2012年9月15日~9月23日

3日目


一度外に出て、庭を挟んで向かい側の屋根の上に上ってみます。
ここからもラダックの谷合の絶景が見えました。
乾いた風がとても心地いい。






素晴らしい壁画が残るオールド・ドゥカン(ドゥカン・ニンパ)に入ります。
中はそんなに広くないですが、壁一面に絵が描かれていました。



=====ガイド=====
ここにはハイタントリックの絵が描かれているが、
力が強すぎて一般の人が見ると危ないので見えないように布で隠してある。
僧侶でもそこまでの力がついていない人は見ることができない。
きちんと修行を積んでその力を受け止めるだけの段階まで達したら、
絵を見てさらに修行することができる。




壁には、阿弥陀、大日如来、尊格たちが描かれている。






クンガ・ザンポはとても有名なサキャ派の僧侶。
サキャ派は少数派になっているが力をもっていて、
サキャ派のサキャ・パンディタ、ゲルク派のツォンカパ、ニンマ派のロンチェン・ラプジャムパーは、
全チベットの今までの歴史上のラマの中で、文殊菩薩と同じレベルまで達したと言われる3人。
文殊菩薩と同じように智慧と経典と一緒に描かれている。
文殊菩薩は無知を断ち切る剣と知恵の象徴の経典を持っている。

この人はまだそこまでのレベルに達していない修行中の身なので、
修行の時に使うバジュラとベルが描かれている。

ツルテム・リンツェンは、いろいろな経典をもってきて教えを広めた人。
ペンと経典が描かれている。

この二人の僧侶のまわりにはお弟子さんもたくさんいる。

三明主(リクスムゴンポ:文殊菩薩(マンジュシュリ)・観音菩薩(アヴァローキテーシュヴァラ)
・金剛手菩薩(ヴァジュラパーニ・グヒヤパティ))はいろいろなところに描かれていて、
それぞれ、観音菩薩は慈悲、文殊菩薩は智慧、金剛手菩薩は力を象徴している。
なにをするにもこの3つはなくてはならない。

その中でも一番大事なのは、智慧。知らないと何もできないから。
しかし、それだけではなく慈悲の心も持っていなくてはならない。
そしてそれを実践できる力も必要になる。
この3つがそろってはじめて修行ができるから、象徴としてよく描かれている。




ご本尊(左:お釈迦様、真ん中:千手千顔十一面観音、右:大日(サロバビドゥ・ヴァイロチャナ))




反対側の壁画には、
消えかかっているクンガ・ニンポ(サキャ派を作った人)、
黄色い帽子のツォンカパ(ゲルク派開祖)、サキャ・パンディタ(サキャ派の指導者)、
青いサンゲメンラ(薬師如来:アルーラという薬の植物が描かれている)、
観音菩薩、獅子観音、ヤマンタカ(大威徳明王:守護神でサキャ派とゲルク派だけに見られる)
が描かれている。
ツォンカパとヤマンタカは文殊菩薩が変化したかたち(ヴァジュラ・バイラヴァ)。




===============


これでマトゥ・ゴンパの見学は終わり。
再び絶景を眺めながら下まで下りていくと、途中で火葬をしている現場に遭遇。
チベット圏では、鳥葬をするところもありますが、ラダックでは火葬が主流だそうです。



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