世界の秘境から日常のことまで写真とともに掲載
Posted by Kaycom - 2012.11.08,Thu
↓チェムレ・ゴンパの壁画(ラダック)
異国情緒あふれる写真と旅行記|KaycomDESIGNより
旅行期間:2012年9月15日~9月23日
4日目
引き続き壁画の説明です。
=====ガイド=====
![](http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/33/8c/3030b46b9bdb9279f692e6c55b7da778.jpg)
金剛界の五仏(大日・宝生・阿弥陀・不空成就・阿しゅく)がいるが、
いろいろな教えの中で、ヨガタントラ(金剛界曼荼羅)までは中心の尊格は大日が多い。
そこからは阿しゅくが多い。
真ん中:阿しゅく(手を下にして下から上がってくる悪いものを押さえつけている)、
左下:大日、左上:宝生、右上:阿弥陀、右下:不空成就
金剛界5仏の教えは非常に重要なもので、仏教の中で一番ベースになるもの。
この教えを実践して自分のものにすることなしに、
ほかのハイレベルな教えは実践することはできない。
たとえば大日如来の頭にあるノルブ(宝珠)も金剛界五仏をイメージしている。
欲・無知・憎しみなどエゴにつながる要素をなくして五仏の智慧を自分のものにする。
金剛界五仏なしに、仏陀や菩薩の存在はありえない。
逆に、仏陀や菩薩の存在があるのは金剛界五仏がいるから。
このようにいろいろな教えは密接につながっている。
もっというと森羅万象すべてがつながっていて、
どこか一つが独立して存在することはありえない。
![](http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1a/b6/2f39a2db5953a38088cb398c9b8ea34c.jpg)
16ラカン
真ん中:阿弥陀、左:観音、右:金剛手(ピースフルフォーム)。
お釈迦様の信頼を得たトップの人たち。
![](http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1d/2d/9e9761b5c5c9dd0c3016971c1fdf45dc.jpg)
インドの人たちだが、着ているものは中国のもの。
なぜかというと、描かれている内の一人がハッシャンというとても慈悲にあふれた中国人で、
あるとき彼がみんなを中国に招待した。
そして3か月くらいそこで過ごし、教えを広めていった。
季節の移り変わりで寒くなると中国の服をみんなに進呈し着てもらっていた。
いざ帰るときになって、わざわざ来てもらったお礼として中国人がみんなの絵を描いた。
そのとき着ていた物が中国の服で、
その後、この絵がチベットに逆輸入的に入ってきたためこのような図柄で広まっている。
ハッシャンのまわりにたくさんの子供たちが描かれているのは慈悲深いという意味。
16ラカンのおつきの人は観音菩薩の生まれ変わりと言われていて、
16ラカンが安全に旅ができるように取り計らっていた。
なぜ観音菩薩の生まれ変わりと言われているかというと、
常に阿弥陀の下に描かれているため(観音菩薩は阿弥陀の弟子だから)。
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いろいろな教えの中で、ヨガタントラ(金剛界曼荼羅)までは中心の尊格は大日が多い。
そこからは阿しゅくが多い。
真ん中:阿しゅく(手を下にして下から上がってくる悪いものを押さえつけている)、
左下:大日、左上:宝生、右上:阿弥陀、右下:不空成就
金剛界5仏の教えは非常に重要なもので、仏教の中で一番ベースになるもの。
この教えを実践して自分のものにすることなしに、
ほかのハイレベルな教えは実践することはできない。
たとえば大日如来の頭にあるノルブ(宝珠)も金剛界五仏をイメージしている。
欲・無知・憎しみなどエゴにつながる要素をなくして五仏の智慧を自分のものにする。
金剛界五仏なしに、仏陀や菩薩の存在はありえない。
逆に、仏陀や菩薩の存在があるのは金剛界五仏がいるから。
このようにいろいろな教えは密接につながっている。
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インドの人たちだが、着ているものは中国のもの。
なぜかというと、描かれている内の一人がハッシャンというとても慈悲にあふれた中国人で、
あるとき彼がみんなを中国に招待した。
そして3か月くらいそこで過ごし、教えを広めていった。
季節の移り変わりで寒くなると中国の服をみんなに進呈し着てもらっていた。
いざ帰るときになって、わざわざ来てもらったお礼として中国人がみんなの絵を描いた。
そのとき着ていた物が中国の服で、
その後、この絵がチベットに逆輸入的に入ってきたためこのような図柄で広まっている。
ハッシャンのまわりにたくさんの子供たちが描かれているのは慈悲深いという意味。
16ラカンのおつきの人は観音菩薩の生まれ変わりと言われていて、
16ラカンが安全に旅ができるように取り計らっていた。
なぜ観音菩薩の生まれ変わりと言われているかというと、
常に阿弥陀の下に描かれているため(観音菩薩は阿弥陀の弟子だから)。
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