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世界の秘境から日常のことまで写真とともに掲載
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Posted by - 2024.06.22,Sat
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Posted by Kaycom - 2013.02.02,Sat
↓ラダック写真集
異国情緒あふれる写真と旅行記|KaycomDESIGNより
 


私のHPインド(ラダック)写真集を更新しました。
今回は、有名な仏画アーティストによるヘミス・ゴンパの壁画の制作風景や、
曼荼羅、仏画などの写真を追加。

また、写真・CGイラストカタログには、羽田空港の写真を掲載しました。

同ページには、チベット、チュニジア、モロッコなどの写真も掲載しているので、
よかったらご覧ください。


インド(ラダック)旅行記のまとめ
インド(ラダック)写真集


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Posted by Kaycom - 2013.01.31,Thu
↓アルチ・チョスコルのローツァワラカンとジャムヤンラカン(ラダック)
異国情緒あふれる写真と旅行記|KaycomDESIGNより
 


旅行期間:2012年9月15日~9月23日

6日目

ローツァワラカンとジャムヤンラカンはドゥカンのすぐ隣に並んでいます。
ローツァワラカン(翻訳官堂)、ジャムヤンラカン(文殊堂)の順で見学。
どちらも入口は小さく、ドアの木枠には曼荼羅が彫られていました。








=====ガイド=====
ローツァワラカン(翻訳官堂)
リンチェンサンポがお寺を作るときにここに住んでベースとしていたといわれている場所。
やはりここも曼荼羅が描かれているが、修復部分がけっこうある。
金剛界五仏の千体仏も描かれている。
同じ時代に描かれたものだが、最初に描いたのが腕のいい職人さんで、
彼らが他のところに行ってしまった後、残ったお弟子さん(?)たちが描いた。
なのでクオリティやタッチが違う。

ジャムヤンラカン(文殊堂)
智慧の象徴の文殊菩薩のお堂。
それぞれ四方向に文殊菩薩がいるがすべて修復されたもの。
屋根などが全部落ちていたが、60~70年前に、
落ちていた材料をつかって適当に組み上げた。
ここにも金剛界五仏の曼荼羅などが描かれているが、後から修復された箇所はかなり雑。
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Posted by Kaycom - 2013.01.27,Sun
↓アルチ・チョスコルを観光していた軍隊御一行様(ラダック)
異国情緒あふれる写真と旅行記|KaycomDESIGNより
 


旅行期間:2012年9月15日~9月23日

6日目

曼荼羅の世界から出て前庭に戻ると、砂曼荼羅が展示してありました。

=====ガイド=====
前庭にある砂曼荼羅は観光用に展示してある。
ものすごい急いで作っても一週間はかかる。
本当は完成してプジャをしたら、
永遠に続くものはない象徴として壊さなければならない。
そのためここにあるのは、完全な状態で残しておくことはできないから、
展示するために、曼荼羅の一部を少し崩した状態で保存してある。

中に描かれていた曼荼羅と同じものだが、仏像はシンボルで描かれている。
ここで使われている砂は自然のものではないが、
昔はすべて自然界からとれたもので作っていた。

以前、東京で砂曼荼羅展をやったとき、
曼荼羅を作って展示が終わった後壊そうとしたら、
日本の担当者に壊さないでとお願いされた。
だから仕方なく、ここに展示されているのと同じように
一部だけ崩して残しておいた。
===============


ここでは写真撮影禁止だったため、
ポストカードを買おうと思っていましたが、まさかの品切れ。
あれだけ素晴らしい曼荼羅だったのに、なんの記録も持って帰れないなんて。
頭に焼き付けるのにも限度があります。

外に出ると、迷彩服姿の軍人さん達と鮮やかなサリーをまとったご婦人方がいました。
パルダンさんによると、そのご婦人の一人がVIPで、
軍人さんたちはみんな彼女のアシスタントだとか。
それにしてもそのおつきの人たちの数がすごい。




ものものしい雰囲気でしたが、挨拶をしてみるとみんな笑顔で返してくれました。
やはり笑顔は世界共通。
思えば、パキスタンに行った時も、
数ある検問でのチェックのとき銃を持った強面の検査官に、
みんなで極上の笑顔を向けてパスしていったっけ。


次はお隣のローツァワ・テンプルへ向かいます。

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Posted by Kaycom - 2013.01.26,Sat
↓アルチ・チョスコル(ラダック)
異国情緒あふれる写真と旅行記|KaycomDESIGNより
 


旅行期間:2012年9月15日~9月23日

6日目

曼荼羅の仕組みのあとは、
曼荼羅を使って実際にどのようにして教えを実践していくのかという説明です。

=====ガイド=====
曼荼羅とはただの絵でもデザインでもなく、
仏教の教えを実践していく際に使用していくもの。

金剛界の曼荼羅を実践しようとするとき、
イニシエーション(自分のラマから教えを授かる灌頂儀礼)をしなければならなく、
そのさい、ラマがこの曼荼羅について説明をしてくれる。
その説明とは、さきほど説明した見た目のことだけではなく、
この曼荼羅を使ってどのように実践していくかという方法。

その方法とは、
曼荼羅の前に自分がいて、その曼荼羅に自分自身を投影し、
まず東のゲートから、そのゲートキーパーがもっているフックで
自分のエゴを取り除いてもらって中へ入っていく。
そして、菩薩の世界をイメージし、
そのゲートにいるあしゅくを自分の中に作りだし完全な形にする。
その後一度出て、今度は南のゲートから入って同じようにする、
というのを東西南北のゲートで行う。
全てのゲートが終わると、まわりの16の菩薩や4人の菩薩なども含め、
自分の中に曼荼羅ができあがり、最終的に主尊である大日如来を自分の中に作り出す。

その意味というのは、金剛界五仏は5つの智慧を表しているが、
それと同時に5つのエゴ(恨み、怒り、妬みとか)も表しており、
この曼荼羅に入ることによってそれらのエゴを取り払うことができる。
曼荼羅の形だけでなくその意味合いも含め自分の中に完全に作り上げることにより、
エゴなどを浄化し、より涅槃の世界に近づくことができる。

実際には、曼荼羅の前に座り観想するのだが、それがとても難しい。
本当の観想というのは自分の中をまったくの「無」にするところから始まる。
いろいろな邪念は、曼荼羅の周りの炎やバジュラ、
各ゲートのゲートキーパーによって曼荼羅への侵入を防いでいるが、
そういう意味も全て取り込みイメージし、完全に自分の中のエゴを取り払う。


曼荼羅には大きく分けて4つのタイプがある。
1.壁などに描かれた曼荼羅。
これは勉強のため。
2.立体曼荼羅
曼荼羅はもともと立体で、絵はそれを上から見て平面にしたもの。
3.砂曼荼羅
砂曼荼羅を作るときはその場所を2~3m掘り返して、
みみずや虫などを生き物を全部取り除き法要してから作成する。
完成して法要が終わったらこわす。
4.自分の中に作り出す曼荼羅
これが一番難しくて重要なもの

曼荼羅はどこまでも広げていくことができるが、
逆にシンプルにすることもでき、五仏だけ描かれているものもある。

ドゥカンには他に、文殊菩薩曼荼羅、般若波羅蜜曼荼羅、8つのストゥーパ、
ご本尊の大日如来、金剛界五仏、千体仏、女性の4人の菩薩などがある。
当時の様子を描いた壁画には、ターバンを巻いた人などが描かれており、
どうみてもチベット人ではないが、
それはこれを描いた絵師がカシミールから来た人だから。

壁画には、一部修復のためにあとから描かれた部分がある。
しかしオリジナルのものとくらべるとかなり雑。
オリジナルはリンチェンサンポがカシミールから連れてきた職人さんが描いたが、
今ではこのカシミール様式の仏画を描ける人はほとんどいないという。
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Posted by Kaycom - 2013.01.23,Wed
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旅行期間:2012年9月15日~9月23日

6日目

いよいよメインのお堂に入ります。
中は、思わずため息が出るほどの迫力。
四方から大きな曼荼羅が私たちに迫ってきました。
写真でお見せできないのが残念です。

まずは曼荼羅の見方を教えていただきました。

=====ガイド=====
中の壁画は曼荼羅だけ。
7つの曼荼羅が描かれている。

曼荼羅の形のしくみ。
曼荼羅というのは、サンスクリット語で「円」とか「輪」という意味。
仏教修行の段階の実践の方法を表している。

まず外側に円があり、炎とバジュラで守っている。
曼荼羅には4つのゲートがあり、下が東になる。

いろいろな曼荼羅があるが、仏教の教えの4つの段階
(行タントラ・所作タントラ・ヨガタントラ・無上ヨガタントラ)の
それぞれのレベルの曼荼羅がある。
ここにあるのはヨガタントラの代の金剛界五仏の曼荼羅。
無上ヨガタントラは15世紀以降にできたが、ここは10~11世紀にできたので、
当時の最先端のヨガタントラになっている。

曼荼羅を見るときに一番最初に見るのは真ん中に描かれている主尊。
大日如来の曼荼羅は、東にあしゅく、南に宝生、西に阿弥陀、北に不空成就がいる。
この5つの如来は、修行して悟りを開くために必要な智慧を意味している。

この金剛界五仏が主尊の曼荼羅には、その間に
ターラー、ローチャナ、ママキ、パーンダラーの4人の女性の菩薩が描かれていて、
永遠に続く終わりのない愛・慈悲・喜び・平等を意味している。
さらにその周りには、16の菩薩が描かれている。

四隅には同じ菩薩が描かれているが、これは、
バターランプや花、お線香などを寄進する者を意味している。

4つのゲートを守っているのは、
バジュラアングーシャ、バジュラバーシャ、バジュラスポータ、バジュラガンタ。
バジュラアングーシャはフック、バジュラバーシャはロープ、
バジュラスポータは鎖、バジュラガンタはベルを持って、
ゲートから曼荼羅の中に入ってくる悪いものをそれぞれのもので守っている。
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