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世界の秘境から日常のことまで写真とともに掲載
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Posted by - 2024.06.28,Fri
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Posted by Kaycom - 2012.11.20,Tue
↓ティクセ・ゴンパ(ラダック)
異国情緒あふれる写真と旅行記|KaycomDESIGNより
 


旅行期間:2012年9月15日~9月23日

4日目


来た道を戻ってティクセ・ゴンパへ。
チェムレ・ゴンパと同じように、岩山にへばりつくようにして建っています。
しかしこちらは周りに高い山がないので、より青空に映えて美しい。

駐車場まで車で少し上り、そこからまた歩きで登っていきます。
色鮮やかな曼荼羅が描かれている門をくぐって少し行くと、視界が開ける場所がありました。
このあたりはちょっと曇っているのですが、遠くの方には日差しが差し込んでいるのが見えます。

駆け寄ってきた子供たちと挨拶を交わし、さらに進むと、広くて綺麗なキッチンがありました。
今まで見てきたゴンパの台所とは比べ物にならないくらいの大きさと充実さです。

そこを抜けるとやっとお堂の建物が姿を現し、前庭へたどり着きました。
















=====ガイド=====
ちゃんと運営されている僧院の中では、ラダックで最古のゴンパ。
14世紀にゲルク派の開祖ツォンカパの弟子のシェラブ・サンポのさらに弟子の
パルダン・シェラブが最初に作った。
ヘッドラマはケンポ・リンポチェ。

ここの僧院の経営はラダックで一番うまくいっている。
ここには80人くらいの僧侶がいて、そのうち45人くらいの小坊主さんが学校に行っているが、
それらの費用は、寄付とかなしにすべて自分たちで賄えている。
土地の貸し出しや、ゲストハウス、お土産屋、レストランなどを経営している。
併設されている僧侶たちの食堂もとても綺麗で、
老人の僧侶には食事を部屋まで持って行っている。

そのため、ここにいるお坊さんたちは、
食事から衣服から何の心配もなく暮らすことができ、
修行のための遠征などの費用もすべて僧院が出してくれる。
その代り、少しでもルールを破るとすぐに追い出されてしまう。
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Posted by Kaycom - 2012.11.18,Sun
↓絵師のツェリン・ワン・ドゥさん(ラダック)
異国情緒あふれる写真と旅行記|KaycomDESIGNより
 


旅行期間:2012年9月15日~9月23日

4日目


次に、今まさに絵を製作中というラカンに入れてもらいました。
そこで弟子を率いて描いていたのが、チベット仏画の絵師として有名な
ツェリン・ワン・ドゥさんという方。
この方は、タクトクやチェムレの壁画も手掛けた第一人者だそうです。






実際に壁に描いている現場は初めて見たのですが、下書きの段階からすばらしい。
そして色が入るともう今にも動き出しそうな感じです。
年季が入っているのも迫力があって好きですが、
きちんと描かれた新しいのもまぶしいくらいの鮮やかさで素敵。












いや~こうやってあの素晴らしい壁画が描かれていくんですね。
いいものを見させていただきました。

続いて新しくできたらしい博物館を見学。
山名さんが以前来たときはまだなかったそうです。
中の写真撮影は禁止。
仏像やタンカなどが並び、マニアには見ごたえがありそうです。

入口のところにはお土産屋さんがあり、
店番のお坊さんはパソコンでインターネットをしていました。
このギャップがたまらない。




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Posted by Kaycom - 2012.11.15,Thu
↓グルリンポチェ(ラダック)
異国情緒あふれる写真と旅行記|KaycomDESIGNより
 


旅行期間:2012年9月15日~9月23日

4日目


次はパドマサンヴァバ・ラカン(グル・ラカン)へ。

=====ガイド=====
ここも修復中。

恐らくラダックで一番大きなグルリンポチェの像。
いろいろな変化の中でこれは中間の半笑いの顔をしている。






右手にはドルジ(力の象徴)、左手には頭蓋骨の器(永遠のものはないという象徴)。
骨の上にはポットがあってアムリタ(甘露水)という不老不死の水が入っている。
不老不死になりたい人はたくさんいるが、
もしそうなりたければきちんと教えを受け止めて、
アムリタを飲むに値するようになったら飲むことができるとされている。

左側に抱えている槍のようなものは、秘密の奥さんを表している。
そして上の3つの顔は上から過去・現在・未来を、
一番上の矢尻のようなものは仏陀の3つのボディーを表している。




仏陀の3つのボディーとは、
ダルマカヤ、サンボクカヤ、ニルマンカヤのこと。
ダルマカヤというのは、仏陀の精神的な部分の全体のイメージ、
サンボクカヤは、悟りを開いて涅槃のところにいる仏陀のスタイル
(私たちがいるこの世界で見ているような姿はしていない)、
ニルマンカヤは、私たちがこの世界で像とかタンカで見ているスタイル。

仏陀は仏陀ランドにいるが、あえて私たちがよく見る姿で現れ、
教えを説き自分たちを救ってくれようとしている。

例えば蓮の花とともに表される観音菩薩の姿は、
人間の世界に救いに来てくれたとき姿で、
観音の浄土のポタラにいるときのスタイルとはまた違い、ポタラの方が本当の姿。
ポタラとはチベット本土にあるポタラ宮のポタラだが、
観音菩薩の生まれ変わりとされるダライラマ法王の住居だからポタラと名付けられた。

持っているものすべてがそういうのをシンボリック化したもの。

壁画には、グルチェンゲの4体分、パドマサンヴァバ、パドマゲルポ、ドルジェドロ、
35仏の半分、タクトァン・レーパ、マルパ、マルパの弟子のミラレパ、タポラジェなどがある。



なぜミラレパは緑色をしているのか。
もともと彼は悪人だったが師匠にあって改心してものすごい修行をした。
その修行した場所が洞窟で、コケばっかり食べていたためその色になった。
またミラレパは吟遊詩人でもあり、自分のティーチングを歌にのせて広めたが、
その教えをちゃんと聞いて口ずさんでいるか、耳に手をあてて聞いている。
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Posted by Kaycom - 2012.11.13,Tue
↓ヘミス・ゴンパ(ラダック)
異国情緒あふれる写真と旅行記|KaycomDESIGNより
 


旅行期間:2012年9月15日~9月23日

4日目


ランチの後は、いよいよラダック最大のゴンパ、ヘミス僧院へ。
ドゥク派の総本山です。

駐車場から結構な階段を上って入口に到着。
息が切れてたまらない。
中に入ると広い前庭が広がり、大きな僧院が聳えていました。
確かに今まで見てきたゴンパとは規模が違う。









=====ガイド=====
標高3700m弱。
ラダックで一番大きくて、一番大切にされているゴンパ。
建立は16世紀で、シンゲン・ナムギャルの時代。
先ほど訪れたチェムレ・ゴンパと同じく、
シンゲン・ナムギャル王がタクツァン・レーパに王族の土地を分け与え、
建ててもらったもの。
王族のためのお寺なので、昔から王族と強いコネクションがあり、
ものすごい力をもったお寺になっている。

そのため、ラダック全土の人々がお参りに来たり、
土地や財産を寄付したりしていて、
今でもラダック各地には、ヘミス・ゴンパの土地がある。

一番賑わっていたころは、500人くらいの僧侶がいたが、
今はだいぶ少なくなって150人くらいになっている。

夏にやるヘミス・ツェチュというラダックで一番大きなお祭りのときは、
観光客があふれかえり、地元の人たちははじに追いやられてしまう。
パドマサンヴァバのお祭りだが、
彼は申年なので12年に一度のその年には、ひときわ盛大に行われる。
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まずは、ドゥカン・チェンモから見学。

=====ガイド=====
メインのドゥカンで現在修復中。
ヘッドラマはドゥクチェン・リンポチェ。
彼の写真が飾ってある玉座は中央で、その右側がタクツァン・レーパの玉座。
この写真は先代の(先代とは今の代のこと)だが、
チベットにいた方で、今は還俗して会社をやっているらしい。
他にドゥクチェン・リンポチェの初代、先代、二代目、三代目の像がある。








リンポチェが亡くなると、49日後に生まれ変わり、
その魂が転生した赤ちゃんがドゥクチェン・リンポチェとして生まれてくる。
すると、その赤ちゃんを探す捜索隊が組織され、
占いや各地から入ってくる情報をもとに探しに行く。
最初は完全な旅人を装って調査をし、
これはいけるとなったら正式な団体を組んでその家に赴く。

その段階でもいろいろな候補がいるので、
最終的には亡くなったリンポチェが普段使っていたものを当てさせるとか、
知り合いを連れて行き話をさせたりして決定する。
もし本当の生まれ変わりなら、使っていたものはわかるし、
知り合いだった人との話も辻褄があう。
その結果認定されたらお寺に行って、徹底的な英才教育を受けることになる。

リンポチェとは尊い人という意味。
そういう人たちをトゥルクと呼ぶ。
トゥルクはリンポチェだが、リンポチェが全員トゥルクとは限らない。
トゥルクは日本語で「活仏」と書き、何代も生まれ変わる人のこと。

タクツァン・レーパ像。
もともとンガワン・ギャムツォという名前で、
王族に迎えられる前に彼の師匠から「アフガニスタンとかに行って来いと」と言われ、
その方面の仏教の様子を見ながら旅をしていた。
しかし、当時はそのあたりの仏教はほとんどなくなってイスラム教になっていた。
そのためチベットの僧として活動するのが危険だったので、
名前をシャモナートと名乗り、ターバンを巻きひげを生やしながら旅を続けた。




壁画は雨漏りで傷んでいたが、今回の修復で新しく描きなおす。
すでに一部は描き終った。
グル・ツェンゲ(グルリンポチェの八変化)、ドルジドロ、チャクラサンヴァラ、
ヘーヴァジュラ、マハチャクラ、ワユパティヤマ、カーラチャクラなどが描かれている。
グルリンポチェのタンカもあり。












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Posted by Kaycom - 2012.11.10,Sat
↓チェムレ・ゴンパの壁画(ラダック)
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旅行期間:2012年9月15日~9月23日

4日目


一旦外に出て階段を下り、ドゥカンへ。








中に入ると思わず息をのむような壁画が描かれていました。
さきほどのパドマサンヴァバ・ラカンに比べると色は褪せていますが、
なんというかその分迫力があります。
ここには、チャクラサンヴァラ曼荼羅、アクショービヤ曼荼羅、壁一面の千仏などが描かれており、
タクツァン・レーパの像と五代目の生まれ変わりの写真、タンギュール(225)などがあります。
















チェムレ・ゴンパの見学はこれで終わり。
ゴンパのある高台からは麓の村を見渡せます。
このあとはその麓にある小川のほとりでランチ。
ランチボックスの中には、サンドイッチやゆで卵、バナナ、お菓子などが入っていました。








やっぱりこういうところで食べる食事は格別です。


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