忍者ブログ
世界の秘境から日常のことまで写真とともに掲載
[2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [12
Posted by - 2024.09.28,Sat
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

Posted by Kaycom - 2013.01.20,Sun
↓アルチ・チョスコルの仏塔内部(ラダック)
異国情緒あふれる写真と旅行記|KaycomDESIGNより
 


旅行期間:2012年9月15日~9月23日

6日目

大日堂の中は曼荼羅の世界。
そこに入る手前には前庭があり、千仏画や砂曼荼羅の展示があります。
写真撮影は禁止なので、ここでカメラを預けました。

=====ガイド=====
ここに入るところに仏塔があり、そのなかにも仏塔がある。
外側の仏塔のまわりの壁には曼荼羅や仏舎利がある。
ここに巡礼に来る人は、お寺に入る前にこの仏舎利にお祈りしてから入る。

今から中に入るが、中は完全な曼荼羅の世界で造り自体も曼荼羅になっている。
曼荼羅というのは、修行する際に、曼荼羅の前に座って自分自身を投影し、
自分の中に曼荼羅のイメージを作り上げていく。
そしてその中に、完全な曼荼羅世界を立体的なものとして
自分と統一化させその教えを自分の中に授けていくもの。

そういった世界に入る前に、曼荼羅をイメージをできるように、
僧院の入口のドア淵には、完全な曼荼羅の世界が再現されている。
金剛界五仏、大日、アシュク、阿弥陀、八大菩薩など。

そこには、文殊菩薩もあるが、
自分たちの実世界における地位などは現世だけのものであって、
ここではそういうのはまったく意味がなく、
来世にむけてよいカルマをつみ解脱をすること
というのを認識するためにある。

また一番大事な若波羅蜜多の教えも描かれている。
日本の般若心経の最後の部分「ぎゃてぎゃて~」は
サンスクリット語の音をそのまま漢字にあてはめているため漢字に意味はない。
ちゃんとしたものは16巻、ちょっと抜粋したものは3巻、
さらに抜粋したものは1巻、そして究極に短くしたものは
「がてがてぱらがてぱらさんがてぼでぃそわはー」という言葉。

もともとはどういう意味かというと、
「がて」は「出なさい(行きなさい)」、
「ぱらがて」は「帰属した世界(もの)から出なさい」、
「ぱらさんがて」は、「この中の外に出た世界に行きなさい」、
「ぼでぃそわはー」は、「その先に涅槃の世界がある」。

「ここから出なさい」の「ここ」とは、
今自分たちがいる世界(六道)とのことで、
そこから出て涅槃の世界に行きなさいという意味。

そういったことが掘られたドアをくぐることによって、
曼荼羅世界をイメージし、教えを授かることができる。
===============

インド(ラダック)旅行記のまとめ
インド(ラダック)写真集


にほんブログ村 写真ブログへ にほんブログ村 写真ブログ 風景写真へ
↑気に入っていただけたらポチッとお願いします。

-----
商用利用可の写真素材

ブログセンター
PR
Posted by Kaycom - 2013.01.16,Wed
↓ローツァワリンチェンサンポ(ラダック)
異国情緒あふれる写真と旅行記|KaycomDESIGNより
 


旅行期間:2012年9月15日~9月23日

6日目

中庭につづく門を入り、まずは5つあるお堂の中のメインの大日堂へ。
アルチ・チョスコルはすばらしい仏教美術がたくさんありますが、
残念ながら建物の内部は撮影禁止なので外観の写真のみ。






いよいよラダック観光には欠かせないアルチ・チョスコルの見学が始まりますが、
その前に、このゴンパを建立しチベット仏教史の重要人物でもある
ローツァワリンチェンサンポについて勉強です。



=====ガイド=====
アルチ・チョスコルはローツァワリンチェンサンポが建てたが、
彼が建てたお寺には3つのタイプがる。
それは、ツクラカン(学校のようなところ)、
チョスコル(平地につくられることが多い)、ラカン(小さいお堂)。
ここは、11世紀から12世紀くらいのものなので、ヨガタントラまでの教えが描かれている。

ローツァワリンチェンサンポは西チベットのグゲ王国のトリン近くのジャクニーズという
今は廃墟になったお寺しか残っていない場所で生まれた。
とても特別な方で、お釈迦様が涅槃に入る際に、
「私が涅槃に入って1500年後に一人の僧侶が生まれてきて、
その僧侶が私の教えを広めるだろう」
と予言をした。
その予言を受けてかわからないが、その通りにローツァワリンチェンサンポが生まれた。
彼を生んだお母さんが彼を身ごもった時に、
金色のガルーダが夢の中でお母さんの中に入ってきて身ごもったという有名な話がある。

彼は1歳や2歳ころからお祈りをし始めた。
それを見た父親が、この子はものすごい僧侶になるのではないかと思い、
当時のトリンのヘッドラマにお願いして修行を始めさせた。
するとめきめき頭角を現し、18歳になったころに当時の王様に、
カシミールに行って仏教のすべてを学んできてほしいとお願いされた。

当時の仏教の様子は、どんどん廃仏が進んでいて仏教徒は西へ移っていた。
そんな中、西チベットのグゲ王国の王様は、仏教を守りたいと思っていて、
そのころちょうどよくローツァワリンチェンサンポが現れた。
王様の命令を受けた彼は、2人のお連れとともにカシミールに向かい10年勉強した。
その間、75人のラマについて多くのものを学んだ。
彼はとても賢くて、一度聞いたことはすべて覚えてすぐに翻訳することができた。

その後、グゲ王国に帰るのだが、
10年の間に一人のラマから「早く歩ける」という特別な力を授けられ、
行きに3か月かかった道のりを
ものすごい量の経典を持った状態で6日間で帰ることができた。

帰ってから、正式に王族の仏教の先生として迎えられ、
お寺をつくることになったが、まず最初にトリン、コジャ、ニャルマに作った。
この3つに関しては、彼自身が法要をした。

そしてお寺ができると、仏像や壁画もほしくなり、
再び王様に頼まれて、カシミールに行く。
今度は5~6年そこですごすが、
帰るときに最先端の技術を持っている32人の職人さんを連れて帰り、
僧院の中を作っていった。

その後、全チベット文化圏にある108のローツァワリンチェンサンポのお寺に
1000以上の仏塔を建立していった。
彼はすたれていったチベット仏教を復興させたとても重要な人物。
またそれ以外にも、アムチ(伝統医療)の教えを持って帰ってきた。
なので、チベットの人たちはローツァワリンチェンサンポが最初のすべてだと言っている。

一番大事な功績は何かというと、ローツァワ(大翻訳官)として、
もともとサンスクリット語で書いてあった経典を
チベット語に翻訳して持って帰ってきたこと。
インドではサンスクリット語で書いてある経典は残っていないので、とても貴重。
===============

インド(ラダック)旅行記のまとめ
インド(ラダック)写真集


にほんブログ村 写真ブログへ にほんブログ村 写真ブログ 風景写真へ
↑気に入っていただけたらポチッとお願いします。

-----
商用利用可の写真素材

ブログセンター
Posted by Kaycom - 2013.01.14,Mon
↓インド(ラダック)旅行記
異国情緒あふれる写真と旅行記|KaycomDESIGNより
 


私のサイト「異国情緒あふれる写真と旅行記|KaycomDESIGN」に、
「インド(ラダック)旅行記の5日目」を掲載しました。

今回の旅行記は、現地のガイドさんの案内をすべて
ICレコーダーで録音して書き起こしているので
かなり量も多く時間もかかっています。
なので、旅行が終わってから3か月半もたつのに、やっと半分ちょっと。
そして一ページに一日分のボリュームとなっています。

まだ途中ですが、チベット仏教やラダックに興味のある方は、
とてもマニアックな旅行記になっているのでぜひご覧ください。
仏像や壁画などの写真もたくさん掲載しています。

インド(ラダック)旅行記のまとめ
インド(ラダック)写真集


にほんブログ村 写真ブログへ にほんブログ村 写真ブログ 風景写真へ
↑気に入っていただけたらポチッとお願いします。

-----
商用利用可の写真素材

ブログセンター
Posted by Kaycom - 2013.01.11,Fri
↓アルチの不思議な木(ラダック)
異国情緒あふれる写真と旅行記|KaycomDESIGNより
 


旅行期間:2012年9月15日~9月23日

6日目

朝起きて外を見ると今日も快晴。
朝日が差し込む2階の部屋の外の一角で、
スタッフが持ってきてくれたモーニングティーをいただきます。

屋根はあるものの、ここは完全な外なので直に外気が入り込むのですが、
風もなく空気もカラッとさわやかでかなり気持ちがいい。
この山の空気を嗅ぐとなんでこんなに幸せな感じになるのだろう。






一息ついたあとは朝食です。
おかゆが美味しい!
山名さんが日本のお米を渡して作ってもらったのですが完璧。
その他にラダックのパンも出てきたのですがこちらもいけます。




9時。
まずは、ホテルのすぐ脇にあるアルチ・チョスコルを訪問。
細い路地を抜けると、壁の向こうに一本の木がありました。



=====ガイド=====
チベットのグゲ王国の僧侶ローツァワリンチェンサンポがカシミールに向かう際、
いろいろなところにいってお寺を作っていた。
シェイとティスセの間にニャルマチョスコルという僧院の跡があるが、
ここがリンチェンサンポがラダックに来た時のメインのお寺だった。
チョスコルというのは、聖なる場所とか聖域という意味。
彼がニャルマに来たとき、この周辺にいくつかのチョスコルや洞窟のゴンパを作った。

ここの山を越えていったところに、スムダチェンモというゴンパがあるが、
そこも彼が作った。
彼がニャルマに来たとき、スムダ出身のスカダンシェラが彼の弟子になった。
そして、スムダにゴンパを作ってほしいとお願いされ作ることになったが、
スムダに向かうとき、それを聞いたアルチの人にもお願いされた。
しかし、今からスムダに行かなければならなくどれだけ時間がかかるかわからないから、
帰ってきてから考えましょうと言って、この木の場所に持っていた杖を刺し、
大事にしてくださいと言い残し出発していった。

その後、スムダにゴンパを建てて帰ってきたとき、その杖が木になっていた。
それをみたリンチェンサンポは、ここは非常に大事な場所だと確信し、
お寺を建てることにした。
それが、これから見学するアルチ・チョスコル。

以前、パルダンさんがここに来たときには、
中が空洞になっている大きな木があって、その中で子供たちが遊んでいた。
今はその木は倒れてしまったが、その木の芽から今の木が育った。
そしてこの木は全ラダックやカシミールの方でも見たことがなく、
写真を見せていろいろな場所の人に聞いたが知っている人はいなかった。

そのため、リンチェンサンポの杖がどこの木なのかわかっていないし、
すごく不思議な力を持った木とされている。
===============

インド(ラダック)旅行記のまとめ
インド(ラダック)写真集


にほんブログ村 写真ブログへ にほんブログ村 写真ブログ 風景写真へ
↑気に入っていただけたらポチッとお願いします。

-----
商用利用可の写真素材

ブログセンター
Posted by Kaycom - 2013.01.07,Mon
↓ワンラの村(ラダック)
異国情緒あふれる写真と旅行記|KaycomDESIGNより
 


旅行期間:2012年9月15日~9月23日

5日目

ゴンパをあとにし、集落の間を抜けながら斜面を下っていきます。
さきほど訪れたラマユルに比べると、日当たりがいいせいか、
とっても明るい感じの村です。
やぎが路地をのんびりあるいたり、村の人たちがお堂を建てたりしていました。










来た道を戻り、再び険しい山道に入ります。
まだ少し時間があるとのことで、アルチに戻る途中で、
リゾン・ゴンパに立ち寄ってくれることになりました。

私としては、「ちょっと寄り道」という感じで受け止めたのですが、
ふたを開ければ結構ハードな道のりでした。
切り立った崖っぷちの細い山道をくねくねと進み、
かなりの距離を走って薄暗くなったころやっと到着。




小さなゲートを抜けて少し行くと、
白いゴンパが丘の斜面を埋めていました。
これは美しい。
日の光が当たっていたらさぞかし輝いていたことでしょう。
立ち並びかたも、なんだかとてもバランスがとれています。
薄闇にもかかわらず、ここでみんなで記念写真を撮って帰路へ。
ここのゴンパは日が暮れる前に、女性はすべて出なければならないそうです。






山の日暮れはとても早く、どんどん暗くなっていきます。
完全に日が落ちたころ、アルチの村に到着。
今夜のホテルは村の入り口からほど近い「ホテル・サムドゥプリン」です。

チェックインを済ませさっそく部屋へ向かいます。
山名さんの話によると、前に来たときよりレベルアップしているとのこと。
以前は客室のある建物の広間のところに屋根がなかったそうです。
部屋は、かなり質素ですが、
この時期に開いているホテルも少ない中泊まれるだけありがたい。




少し休んで夕食です。
ホテルの食堂でいただきますが、スイスから来たという団体さんなどもいて、
閑散期間近でもけっこうにぎわっていました。
今夜の夕食はチャイニーズ的なメニュー。
とても量が多くて食べきれませんでした。




インド(ラダック)旅行記のまとめ
インド(ラダック)写真集


にほんブログ村 写真ブログへ にほんブログ村 写真ブログ 風景写真へ
↑気に入っていただけたらポチッとお願いします。

-----
商用利用可の写真素材

ブログセンター
カレンダー
08 2024/09 10
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30
最新コメント
[12/14 kaycom]
[12/14 灰色ウサギ]
最新トラックバック
プロフィール
HN:
Kaycom
性別:
非公開
ブログ内検索
バーコード
忍者アナライズ
カウンター
アクセス解析
Template by mavericyard*
Powered by "Samurai Factory"
忍者ブログ [PR]