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Posted by - 2024.06.22,Sat
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Posted by Kaycom - 2013.03.09,Sat
↓ニダプク・ゴンパ(ラダック)
異国情緒あふれる写真と旅行記|KaycomDESIGNより
 


旅行期間:2012年9月15日~9月23日

6日目

再び険しい山道を下り、次はサスポール村にあるニダプク・ゴンパへ向かいます。
このゴンパは岩山の上の洞窟の中にあり、そこまで歩いて登っていくのだそう。




しかしゴンパに近づくと、新しく道路ができていて、
以前にくらべて登る距離が短くなっていました。ラッキー

マンギュ・ゴンパからおよそ40分ほどで麓に到着。
目の前に石がゴロゴロとした山が聳えていました。
その頂上ちかくに赤い小さな入口が見え、そこが目指すニダプク・ゴンパです。




さっそくパルダンさんに続いて登り開始。
この近くのアルチの標高が3100mで、ここもそんなに変わらないと思うので、
早くも息がきれて苦しい。








なんとか登り切り辺りを見渡すとこの絶景。




中へ入ると、狭い洞窟の壁一面に壁画が描かれていて圧巻。
とても暗いのでライトは必携です。

 

=====ガイド=====
サスポール村にある。
15世紀にティスセ僧院が建てられた後に、この洞窟がゴンパにされた。
ハイタントリックが描かれている。
お釈迦様、十六羅漢、カーラチャクラ、ヘーバジュラ、チャクラサンバラ、
グヒヤサマージャ、ツォンカパと先生たち、五仏曼荼羅、マハカラ、パンデンラモ
獅子マンジュシュリ、阿弥陀、弥勒、48人の行司など。


















ここは修復もできないので、15世紀のままで残っているが
天井から岩が落ちてきているなど痛みは激しい。
いつ崩れてもおかしくない状態なので、大人数での見学は危険。




===============


下まで下りて再び見上げると、山肌の間に壁画が描かれているところがありました。
ここにはほかにもたくさんの石窟があって多くが崩壊しているそうです。





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Posted by Kaycom - 2013.03.07,Thu
↓マンギュ・ゴンパのカンカニ内部(ラダック)
異国情緒あふれる写真と旅行記|KaycomDESIGNより
 


旅行期間:2012年9月15日~9月23日

6日目

メインのお堂を出て脇の小さなお堂チャムカンに入ります。

=====ガイド=====
メインのお堂を中心に両脇に小さなお堂があり、
その中にそれぞれ弥勒菩薩と観音菩薩が立っている。
これは、ローツァワリンチェンサンポスタイルの特徴。

大きなガンダーラスタイルの弥勒菩薩の立像があり、
これだけ大きな弥勒菩薩の像はほとんどない。

壁には、弥勒菩薩、文殊菩薩、観音菩薩、千体仏。

数年前に支援を受けて修復した。
===============


つづいてドゥカンの隣のチューチグザルへ。

=====ガイド=====
新しくてよくみるタイプの千眼千手十一面観音(チューチグザル)があり、
両脇にはカンギュールがある。
壁画の修復はここもあまりよくないものがあるが、
金剛界五仏のルールは守られている。

しかし、オリジナルの曼荼羅が消えて、
それを修復して描いた曼荼羅も消えた後、なんとなく白ターラを描いてみた、
といういい加減な感じで修復されている箇所もある。

文殊菩薩の変化したフォーム、文殊菩薩、三世仏、
サロバビットバイローチャナの曼荼羅が描かれている。
このサロバビットバイローチャナは、大日が主尊になっているので、
11世紀から12世紀、遅くても13世紀までのものだから当時描かれたもの。
金剛界五仏の大日主尊にするときの曼荼羅の大日の姿だが、
ほかの一般的なものと少しルールが変わる(アシュクが南にいる)。
===============


お堂の庭を出て、裏へ回ると真っ白な仏塔群がありました。






そのうちのひとつカンカニの内部へ入ります。

=====ガイド=====
チョルテンの中にあるチョルテン。
ローツァワリンチェンサンポ、お釈迦様、千体仏、
カシミールいたときの75人の先生の内の2人が描かれている。


===============


さらに歩いてトレタプリ・チョルテンへ。

=====ガイド=====
ラテルネンデッケ様式の天井。
4つの像があるが、もともと五仏があっただろうと言われていて、
この仏像だけはオリジナルではない。
ツォンカパ、観音菩薩、文殊菩薩、金剛手菩薩があり、
観音菩薩、文殊菩薩、金剛手菩薩の3体でリクスムゴンポと呼ばれる。
金剛界五仏や千手観音などの壁画は恐らくオリジナルのものだろう。
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Posted by Kaycom - 2013.03.04,Mon
↓マンギュ・ゴンパ(ラダック)
異国情緒あふれる写真と旅行記|KaycomDESIGNより
 


旅行期間:2012年9月15日~9月23日

6日目

午後は、アルチからマンギュへ向かいます。

インダス川沿いに進み、険しい山道を登って1時間ほどで到着。
マンギュの村の入口で車を降り、小さな村の中をさらに登っていきます。
ゴンパの前庭に続く入口を入ると右手にゴンパがありました。














ここにも内部は写真撮影禁止。
まずはドゥカン(ナンパ・ナンツァ)から入ります。

=====ガイド=====
アルチと同じ年代の創建。
ローツァワリンチェンサンポが実際にここにきて法要し、
自分のお弟子さんたちに
ここにローツァワスタイルのゴンパを建てなさいと命じた。

しかし、中の仏像や壁画は
リンチェンサンポがカシミールから連れてきた32人の職人さんたちが作った。

ここもローツァワの時代で、
ヨガタントラの時代につくられたものだから、金剛界五仏の主尊は大日。

お釈迦様、ツォンカパ、八大菩薩があり、
ネパールのクンブ郡から来た(全部じゃないかも?)。
他に珍しい35仏の曼荼羅やナーガ(蛇)の曼荼羅などがある。

壁画はいい加減に修復した部分が多くいろいろルールが間違っている。
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Posted by Kaycom - 2013.02.16,Sat
↓アルチ・チョスコルの脇を流れるインダス川(ラダック)
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旅行期間:2012年9月15日~9月23日

6日目

お堂の見学はこれでおしまいなので、次は中庭と周辺の散策です。




まずは、庭にある仏塔の中に仏塔がある仏塔内部へ。
内壁にはリンチェンサンポと彼が教えを授かった72人のラマなどが描かれていて、
上の方はラテルネンデッケになっています。
こんなすばらしい絵を内側に隠してしまうなんてもったいない・・
と俗世の私がそう思ってしまうほど精密に描きこまれていました。






このあと古いマニ車をまわし、ゴンパの外側を巡っていきます。
ゴンパのまわりには細い道がぐるりと一周していて、
遠くの雪山やインダス川を見ながら歩くことができます。
















インダス川の上流の方に建設中の発電所が見えました。
この発電所は、4~5年かけて造っていてこの10月に完成し、来年から本格稼働するらしい。
これにより、今までの何倍もの電力が賄えるようになるそうです。


奥の方に発電所がある




一周して少し写真を撮ってからホテルに戻ってランチ。
今日のランチは数種類のカレーと焼き立てのナンです。
これが、全員大絶賛の激ウマで、私の中ではこの旅一番のおいしいカレー&ナンでした。








天気が良かったので外のテーブルで食べたのですが、
ミツバチが次々よってきて、追い払うのが結構大変。
パルダンさんによると今年最後のハチだそう。
ラダックの観光シーズンももう終わりを迎えています。

でもこの時期、朝晩は結構冷え込みますが、
昼間はまだまだあたたかいし、何より黄葉が始まる季節なので、
個人的にはもう少しホテルも営業してほしいところ。
9月中旬以降になると、多くのホテルのスタッフが、
温かい南の地域へ移動をはじめ、冬の間はそこで働くのだそうです。


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Posted by Kaycom - 2013.02.15,Fri
↓アルチ・チョスコルの三層堂(ラダック)
異国情緒あふれる写真と旅行記|KaycomDESIGNより
 


旅行期間:2012年9月15日~9月23日

6日目

続いてアルチ・チョスコルのメインの一つ、三層堂へ。
その名の通り、三階建てになっているお堂です。
入口の手前の頭上には、彫刻が施された木枠とそこにはめられた仏像があり、
ドアのある壁には壁画が描かれています。



=====ガイド=====
本来は上には登れないが、パルダンさんは、
リンチェンサンポの本を書いているとき、調査のために上った。

アルチ・チョスコルには全部で27個の曼荼羅がかかれている。
アシュクと阿弥陀がそれぞれたくさん描かれた壁がある。
阿弥陀は印相がみんな同じだが、
アシュクはいろいろな教えによって違うので印相も違ってきている。
アシュクは象、阿弥陀はクジャクとともに描かれている。

カシミールスタイルの観音菩薩像の衣には、
耳のつながったうさぎや、泳いでいる姿、
そして般若波羅蜜などが描かれていてとても美しい。

壁画はここも修復されているが、新しいのはへたくそ。
やはり昔の高度な技術は再現できないらしい。
インドには文化遺産を守るための役所があり、予算もたくさんあるが、
みんなポケットに入ってしまってここまでこない。

弥勒菩薩の像の衣には、シャカムニブッダのライフストーリーが描かれている。

本来青色で描かれるアシュクが金色になっているものがある。
これは、ただ単に金は高価だからという理由でこの色を塗られた。

ものすごくシンプルにした曼荼羅もある。

文殊菩薩の像の衣には、魚や84人のヨガの行者がいて、
ここだけ無上ヨガタントラが描かれている。
ここにいる人たちはものすごい力をもっていて、
それにまつわる話がいくつかある。

■ひとつめ
いつも魚を釣って乞食のような汚い恰好をした行者が
町の人たちに教えを広めるために行ったら、
お前のような行者に教えられたくないと追いやられた。
行者は河原へ戻ったが、そこへ村人たちがやってきて追い出そうとした。
するとその行者は、「どうやって魚をとっているか見せてやろう」
と言って立ち上がると、魚が飛び上がり行者の口の中に入った。
するとそこから虹が出て、その魚の魂が涅槃に昇って行った。
行者は、魚を食べるためにとっているのではなく、その魚の魂を救っていた。
それを見た村人は行者をあがめ、村で教えを授かった。

■ふたつめ
首のない2人の女性の絵。
この二人はお金持ちの人と結婚した姉妹で、何不自由なく暮らしていた。
しかしそのうち、このままでいいのかと疑問に思い、
ラマのところへいって教えを実践していった。
何十年後かに、ものすごい力を得た二人はそのラマのところにお礼に行った。
しかしラマはふたりのことを覚えいないフリをしテストをした。
姉妹は金銀財宝を持って行ったが、ラマは
本当に私の弟子ならそんな財宝などはいらないことはわかっているはず。
修行の成果として力を得たのなら、あなたたちの首を渡しなさいと言った。
すると二人は、自分たちの首をとってラマの前で踊りを披露した。
それを見たラマは、二人がきちんと修行をして力を得たのだとわかり、
首を返して再び修行をした。

他に八吉祥なども描かれている。
天井の方はラテルネンデッケ(カシミールやフンザ地方の建築様式)になっている。
===============

ここも内部は写真が撮れないので残念ですが、
仏像の衣に描かれている絵や壁画はすばらしいものでした。
また、吹き抜けになっているので、上の方の壁画も一部見ることができます。


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