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Posted by - 2024.06.30,Sun
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Posted by Kaycom - 2012.10.13,Sat
↓シェイ王宮のストゥーパ(ラダック)
異国情緒あふれる写真と旅行記|KaycomDESIGNより
 


旅行期間:2012年9月15日~9月23日

3日目


階段の上には大きなマニ車がありました。




=====ガイド=====

マニ車の中には、
観音菩薩の真言(マントラ)「オンマニペメフム」について書かれた紙が入っている。
全チベットにはいろいろな菩薩さんなどがいて、それぞれにマントラがあるが、
その中で観音菩薩というのは、仏陀に、
「悟りの道に入って無限の慈悲を与えなさい」
と言われ選ばれた人である。
ダライラマも観音菩薩の化身あり、
観音菩薩というのは全チベットで一番大事にされている菩薩。

マントラとは、もともと長い言葉を短くしたもので、
必ず最初は「オウム」から始まり、最後は「フム」で終わる。
「オウム」というのは「ア」「オ」「マ」という三つの言葉が合わさっていて
それは身口意の「ボディ」「スピーチ」「マインド」を表している。
まずは「オウム(オン)」と発することによって
「自分の身口意を浄化してください」と始める。
最後「フム」は「プリーズ」という意味。
「オンマニペメフム」というのは、最初の「オン」は身口意、
「マニ」は「宝珠」、「ぺメ」は「蓮」で、
「観音菩薩の身口意を通して、私の身口意をあなたの持っている宝珠、蓮と同じように
自分の中で浄化してください。」という意味。

===============


そこを過ぎるとちょっとした広場があり、大きなストゥーパが聳えていました。
ここからは麓の景色が遠くまで見渡すことができます。





=====ガイド=====

ここは法要する広場で、今でも村の人たちが使っている。
シンゲン・ナムギャルが亡くなった時に息子のデルダン・ナムギャルが
このストゥーパ(亡くなった人のために作るもの)を建てた。

建設する際、
全チベット(今のチベット自治区や青海、ネパールやザンスカールの方も全て)に
シンゲン・ナムギャルが亡くなったのでストゥーパを建てるということを知らせた。
すると、チベット中から(ダライラマやパンチェンラマなどからも)
シンゲン・ナムギャルのために経典や仏像、宝物が届いた。
それがこのストゥーパの中に入っている。

お堂の中にある釈迦牟尼仏陀の像を作る際に、
今のネパールのパタンから2人の職人を呼んだ。
実際に作るときになって、
ネパールのボダナートに興味を持っていてたデルダン・ナムギャルが、
それはどのようなものかその職人たちに尋ねた。
するとその職人たちは、ボダナートのミニチュアを作ってデルダン・ナムギャルに見せた。
それを見たデルダン・ナムギャルはとても気に入り、ぜひ作ってほしいと依頼。
そして、できたのがシェイ王宮の麓に建っている。(現在修復中)



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Posted by Kaycom - 2012.10.09,Tue
↓ガイドをしてくれたツプテン・ パルダンさん(ラダック)
異国情緒あふれる写真と旅行記|KaycomDESIGNより
 


旅行期間:2012年9月15日~9月23日

3日目


朝熱いシャワーを浴びてさっぱりしたところへ、モーニングティーが部屋に運ばれてきました。
ちょっと生姜の利いたマサラティーです。
カーテンを開けて外をみると雲がたくさん・・。
この時期のラダックは天気がいい・・というよりそもそもあまり雨が降らない地域なのに。
ちょっとテンションが下がりますがこればっかりは仕方がない。




8時、朝食。
山名さんが持ってきてくれた味噌汁と、トースト、オムレツなどしっかりいただきました。




9時出発。
ロビーに行くと赤い袈裟を来たパルダンさんがいらっしゃいました。
山名さんとはもう10年来の友人で、今回のガイドも無理を言って引き受けてもらったのだとか。
とても偉い僧侶の方だと聞いていたのでちょっと緊張していたのですが、
なんとも人懐こい笑顔を向けてくれてほっとひと安心。

今回はそのパルダンさんのガイドを受けられるということで、
日本からICレコーダー(ICD-UX523-S)を持参してきました。
いつもはメモだけなのですが、それだけでは全てを書き取れないのは自明の理。
きっと威力を発揮してくれるはずです。

さて、準備も万端整いまずはシェイ王宮へ向かいます。
ホテルから30分ほどのどかな道を走り到着。
丘の上にあるのでそこまで坂を上っていくのですが、すぐに息が切れてしまいます。
そんな中、息も乱さずスイスイ上っていくパルダンさんはさすが。
御年67歳だと伺いましたが本当にお元気です。
ぜーぜー言いながら、なんとか建物の入口までたどり着き、ガイド開始。








ガイドは、最初にパルダンさんが英語で説明してくれて、
そのあと山名さんが日本語に訳してくれます。
各説明はICレコーダーの内容と写真を照らし合わせて掲載していきますが、
録音状態により、聞き間違いなどあるかもしれませんのでご了承ください。


=====ガイド=====

シェイ王宮はラダック王国の始まりとなった王宮。(ゴンパではない)
もともと西チベットに王様と3人の息子がいたが、
その息子たちにチベットの方と、この辺りと、ザンスカールのエリアをそれぞれに分け与え、
その中の一人でこのエリア担当になったラツェン・パルディブンが最初の王様になった。
彼は、ここからちょっと離れた場所に小さな王宮を建て、ラダック王国を統治していった。

ここに来たときいくつかの家族も連れてきたが、こういう辺鄙な場所なため、
まずインダス川から水を引いて周辺を耕作し畑を作っていった。
そうやって人の住める環境を整え、どんどん村が広がっていった。

王宮やゴンパを建てるときは、できるだけ、
丘の上で後ろに岩壁や山、前に湖や川などがある場所を選ぶ。

最初の王様ラツェン・パルディブンが建国したのが9世紀で、
その後王様が新しくなる度に王宮を建て増ししていき、
17世紀前半、シンゲン・ナムギャルの息子のデルダン・ナムギャルがこの建物の礎を作った。

デルダン・ナムギャルの時代になった時には、
バスゴーの王宮もレーの王宮もすでにあったが、
このシェイ王宮をもう一度作り直したいと思い手を入れることになった。
そして、この建物とともに目の前の池も作った。

池の脇にある小道はずっと昔からキャラバンが使っていた道で、
その当時の人はその池に王宮が写る景色を見ながらやってきた。




昔はこの辺りにも集落があり、その集落全体が城壁に囲まれていた。
その城壁には南と西にゲートがあり集落にはそこからしか入ることができなかった。

デルダン・ナムギャルは父のシンゲン・ナムギャルのためにお堂を作り、
当時ではラダックで一番大きな釈迦牟尼仏陀を安置した。

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さらに階段を上って中に入っていきます。



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Posted by Kaycom - 2012.10.08,Mon
↓レーの旧王宮(ラダック)
異国情緒あふれる写真と旅行記|KaycomDESIGNより
 


旅行期間:2012年9月15日~9月23日

2日目


本当はここから車でホテルへ帰るはずでしたが、みんな元気だったので
目の前の坂道を下って旧市街を通り、メインバザールまで歩いていくことにしました。
黙々と下っていると、ほぼ徹夜で日本から移動してきた眠気が襲い始めました。
思えば初日からよく行動したなと思います。

旧王宮の入口まで下りてくると、レーの町も間近に見下ろすことができました。
ひとつひとつの建物がよく見えます。








王宮の脇から細い路地に入るとそこが旧市街。
住民の人たちと挨拶を交わしながら進んでいきます。






ほどなくいくとメインバザールのモスクの脇に出ました。
バザールの通りは昼間よりたくさんの人で賑わっていて、野良犬(でっかい)もあちこちに。
人と犬をよけながら通りのはしで待っていた車に乗ってホテルへ戻りました。




ホテルのレストランで夕食。
今日のメニューはチャイニーズです。
お昼も感動しましたが、ここのレストランのスープは美味しい!
他の料理もなかなかで、腹八分目までたっぷりいただきました。




今日は初日なので、体の酸素を大量消費するお風呂はなし。
そして山名さんからキャベジンを一人前もらい寝る前に飲みました。
山名さんによると、高山病対策として、
頭が痛くなくても初日の夜に飲んで寝ると翌朝スッキリしているのだとか。
私も今回初めて聞いたので、心配な方にはおすすめです。



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Posted by Kaycom - 2012.10.04,Thu
↓ナムギャル・ ツェモから飛び立ったパラグライダー(ラダック)
異国情緒あふれる写真と旅行記|KaycomDESIGNより
 


旅行期間:2012年9月15日~9月23日

2日目


再び車に乗ってナムギャル・ ツェモへ。
ここもレーの町を見下ろすことができる小高い丘で、
山腹にはツェモ・ゴンパなどが建っています。

ここは夕日の鑑賞でも有名な場所なのですが、
今回はちょっと曇っているのでどうかなという感じ。
ゴンパには後日行くことにして、レーの町を眺めながら夕日を待ちます。




すると2人組みの男性が、なにやら丘の斜面で、パラグライダーの準備をし始めました。
まさかここから飛ぶのかと様子を見ていると、
一人の男性が吹き上ってくる風をうまくとらえて上空へ。
男性はそのまま上昇気流に乗ってどんどん上に上がっていきます。
風を読むのがとても上手く、かなり長い間フワフワと飛んでいました。






丘の向こう側のちょっと突き出た岩山まで行ってみると、
さらに景色がよく見え、5色のタルチョがここからゴンパまで連なっています。
下を見ると先ほどのパラグライダーが麓の空き地へ無事着陸し人だかりができていました。






しばらく岩山の先端で景色を眺めてからゴンパの方まで戻ってみると、
先ほどの彼らが麓からバイクで戻ってきて再び飛ぶ準備をしています。
今度はもう片方の男性が飛ぶらしい。
しかし、先に飛んだ人とくらべるとなかなかうまく風に乗れず、
やっと飛んだと思ったらそのまま徐々に降りていってしまいました。
そのスキルの差から、恐らく師匠と弟子の関係ではないかと予想。




岩の陰にパラグライダーが消えていったので、私たちもお開きにしようと思ったら
弟子を飛び立たせた師匠が私たちのところへやってきました。
なにごとかと思ったら、

自分が飛んだときの写真を撮っていたらぜひくれないだろうか

と言ってきました。
話を聞くとどうやら弟子が撮影にしくじったらしい。

どちら様なのか尋ねると、
ニュージーランドからきたプロのパラグライダーで、
ラダックでもう1週間だか10日だか、飛び立てる場所を探しながら旅をしているのだとか。

世界を旅行していると、しばしばこういうぶっとんだ人たちに会えるので面白い。
残念ながら綺麗な夕日は拝めませんでしたが、こんな素敵なものが見れたので良しとしよう。

山名さんが名刺を渡し、帰国後写真をあげる約束をして別れました。




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Posted by Kaycom - 2012.10.02,Tue
↓シャンティ・ストゥーパ(ラダック)
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旅行期間:2012年9月15日~9月23日

2日目


次に向かったのはシャンティストゥーパ。
1985年に日本山妙法寺が建てた仏塔です。

こちらには日本人の中村行明さんという僧侶の方がいらっしゃるそうなのですが、
ギターが上手でyoutubeにもその演奏をアップしているとか。
元はバックパッカーで山名さんとも知り合いだそうです。

車を降りてからゆるい坂をぜーぜーいいながら登っていきます。
途中バターランプが入ったボックスがありましたが、
ラダックでは、すす汚れの防止と防火のためにお堂の中ではあまり火をつけないそうです。




高台にあるのでここからの眺めは抜群。
私たちが訪れたときは曇っていたのでイマイチでしたが、
晴れていたら真っ白な仏塔が青空に映えて綺麗だったことでしょう。









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